生理ってなに?生理痛が起こるメカニズム

NORIKO

今日は【生理の仕組み】と【生理痛が起こるメカニズム】について、まとめてみました。

女性の身体に起こる月に一度のイベントであり、健康のバロメーターです。ぜひ目を通してみてくださいね!

みなさんは【生理】というと、何をイメージしますか?

憂鬱だな〜、嫌だな〜と感じますか?

それとも、生理って神秘的!女性の特権!嬉しい( ´ ▽ ` )♪と思いますか?

生理期間中、できることなら快適に過ごしたいですよね。

もし生理痛があるのが当たり前と思っているのであれば、それは違うんだよ〜っていうのを、この記事を読んで知っていただいて、ご自身のお身体のことを振り返るきっかけになったら嬉しいです。

生理が起こる仕組みと、それに伴って生理痛が起こるメカニズムをまとめてみました!

この記事を読むと

・生理の仕組みについて理解できる
・生理痛が起こるメカニズムを理解できる
・自分の生理痛の状態を知ることができる

生理とは?

生理の正式な医学的名称は「月経(げっけい)」です。

生理の正式な医学用語は「月経」

wikipediaには、このように書かれていました。

月経(げっけい、英: menstruation)は、性成熟したヒトの女性および高等霊長類のメスにおいて、子宮内膜(子宮壁の最内層)が周期的に剥離・脱落する際に生じる生理的出血である。

思春期に始まり(初経)、個人差はあるが、閉経時期までの間におよそ28日周期で起こり、通常3~7日間続く(正常月経周期:25日から38日)。

月経と同時かその数日前から不快な症状を感じる女性が多く、これは月経随伴症状や月経前緊張症候群、生理痛(月経痛)と呼ばれ、生理痛は子宮筋が収縮し剥離・脱落した子宮内膜を腟へ排出する際に生じる収縮痛である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生理(月経)は女性だけに起こる生理的現象

医学用語が多いとわかりにくいのですが…

NORIKO的な生理(月経)の解釈は、

・女性だけに起こる月に1回のイベント
・女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が関係している
・生理(月経)が来ることで、妊娠・出産が可能な身体になる
・出血(経血)があり、人によっては痛みを伴う

こんな感じです!

生理(月経)の周期

生理(月経)には周期があります。

この図は、理想的なホルモンの変化です。
ホルモンバランス乱れている方は、この図の通りではなかったりします…(^^;)


この周期は、「生理(月経)」と「排卵」を境にして、2つに分けられます。
図でいうと、水色とオレンジ色の部分ですね。

では、それぞれの期を、説明していきましょう。

排卵が起こるまでの過ごしやすい卵胞期

卵胞期は、生理(月経)〜排卵するまでの間の時期です。

エストロゲンの分泌が徐々に増えて、子宮内膜の枠組みをつくりはじめます。

エストロゲンがある一定量に達することで、「排卵」が起こります。

この時期は、キラキラ期とも言われています。

肌艶がよくなり、体調もよく過ごしやすいので、女性にとっては嬉しいと言われている期間です。

着床しやすくするために子宮内膜が厚くなる黄体期

「排卵」が起こったあとは黄体期に入ります。

プロゲステロンの分泌量が増えることで、子宮内膜が厚くなっていく時期です。子宮内膜は、赤ちゃんのベッドとも表現されます。

イメージしていただくと理解できると思いますが、綺麗に子宮内膜が厚くなることで、受精卵が着床しやすくなります(妊娠しやすくなる)。

黄体期は、ニキビができたり、肌荒れがしやすかったり、むくみやすく、体重も増えやすいので、嫌がられがちですが、妊娠するためには重要な時期なんです。

その後、受精・着床しなかった場合は、エストロゲン分泌が低下し、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちます。

これが「生理(月経)」です。

生理痛(月経痛)が起こるメカニズム

本来の生理(月経)は、スムーズに子宮内膜が剥がれて、経血として外に排出されます。

子宮が強収縮することで生理痛(月経痛)が起こる

ですが、なんらかの理由で、子宮内膜がスムーズに排出できないと、子宮を強く収縮させて、なんとか外に出そうとします。

子宮の中に残ると、炎症や病気につながってしまうのでね。

どうにかして、出すぞー!と、一生懸命ぎゅーっと子宮を収縮させちゃうんです。

この子宮収縮の際に、分泌されるのがプロスタグランジンという物質。

経血として子宮外に排出するためには必要なんですが、プロスタグランジンの分泌が過剰になると、痛みも強く感じます。

生理痛(月経痛)がある人は、つまりプロスタグランジンの分泌が過剰になってしまっているといえます。

生理痛(月経痛)があるのが普通?当たり前?

生理痛があるのが普通、当たり前と思っている方がいたら、ちょっと待って!

子宮がフカフカ柔らかくて、子宮内膜も綺麗に厚くなっていたら、優しい刺激で簡単に子宮の外に経血として排出されます。

例えるならば、コーティングされたフライパンの汚れって、すごく簡単に落ちますよね?

スムーズな生理(月経)はこんなイメージ。するんって落ちる。


でも、ぼこぼこしたフライパンについた頑固な汚れって、力一杯こすらないと落ちてくれません。

子宮がボコボコ固くて、子宮内膜も凸凹していたら…。内膜を剥がすために、力が必要になります。


そして、うまく剥がれなくて子宮に残ってしまう状態が続くと、子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮の病気や不妊に繋がりかねません。


基本的に、生理のときは少し子宮がキュッとする感じ、ちょっと違和感あるかな?ぐらいです。

生理の時は立ってられない、動けない、痛み止めが必要など、生理痛が重い場合は、なぜスムーズに子宮内膜が排出されないのかを考えていく必要があります。

まとめ

✅ 生理(月経)には、2つの周期がある

✅ 生理痛(月経痛)は、プロスタグランジンが過剰に分泌されることで起こる

✅ 生理痛(月経痛)があるのは、当たり前ではない

✅ 生理(月経)は、健康のバロメーター

どうだったでしょうか?

生理痛(月経痛)に悩まれている方は、病気や不妊につながることもありますので、薬や対症療法のみで様子をみるのではなく、原因を探って、根本から改善しましょう。


楚々sosoでは、そのサポートができますのでお気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

元山倫子(NORIKO MOTOYAMA)
元山倫子(NORIKO MOTOYAMA)
1988年生まれ。愛知県名古屋市出身。
作業療法士として病院に約8年間勤務したのち、整体サロン「楚々soso」を開業。

解剖学や運動学をはじめ、脳科学、生化学、分子栄養学、精神心理学などの理論や、東洋医学、内臓・頭蓋骨調整、キネシオロジー、メディカルハーブ、ファスティングなどから知識を習得。感覚や感情、エネルギー、自然や宇宙にも興味をもち、学び続けている。

楚々では、”ゆるく、しなやかで、のびやかに生きるための「こころ」「からだ」「くらし」をデザインする” をコンセプトに、包括的にヒトを観ることで「その人がもっている本来の自然治癒力」を最大限活かせるようにサポートしている。

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  • 作業療法士資格あり
  • 一児の母
  • 勉強会や講習会に定期的に参加して、常に知識と技術をブラッシュアップ

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