生理痛はなぜ痛い?生理痛が重い理由と原因

NORIKO

今日は【生理痛の痛みが重い理由と原因】について、まとめてみました。

なぜご自身の生理痛が重いのか、それを理解することで自分との付き合い方が上手になります♪

以前、生理の仕組みと生理痛が起こるメカニズムについてまとめました。
まとめた記事はこちら → 生理ってなに?生理痛が起こるメカニズム

生理痛は人によって痛みの強さも様々です。


ある人は軽くて生理のときも爽やかに過ごしているのに…


かたや、自分はとっても重い!!!!!

重くて痛くて、動けなくて、日常生活を送るのもしんどい!!!!!

生理が始まると、数日間はブルーデイなんて方もいらっしゃると思います。


なぜ、こんなに人によって生理痛の痛みの強さに差があるんでしょう( ´Д`)?

今日は「生理痛が重いのはなぜ?」を掘り下げていきます。

この記事を読むと

・自分の生理痛がなぜ重いのか、原因がわかる
・生理痛が重くならないよう、なにに気をつけたら良いか知ることができる

生理痛が重い理由と原因 6選

女性は、男性よりもホルモンバランスの変化が激しく、リズムがあります。

女性の身体は本当に神秘的で、ほんの少しのホルモンバランスの変化があることで「月経」や「排卵」が起こり、結果として妊娠・出産に繋がっていきます。

生理(月経)期間中や前後で、ホルモンバランスが変化するので、身体や心に変化があるのは当たり前なんです。

当たり前ではあるけれど…、

生理痛が重くて痛いことで日常生活に支障が生じたり、生理前になると調子が悪くなったりするのであれば、「あれれ?」と自分自身の身体や生活を振り返ってみてくださいね。

特に、生理がなんか変だな〜、痛いな〜、周期が乱れてるな〜って思っていて、妊活をされている場合、まずは生理が周期的に快適にくることが大切ですよ!

なぜ痛い?生理痛が痛い理由・原因【子宮に関すること】

生理痛が重くなる理由のひとつが、子宮に関することです。

子宮の伸縮性とプロスタグランジンの過剰分泌

子宮は、筋組織でできています。

筋肉を想像していただくとわかるように、硬くなったり、柔らかくなったりしますよね。

子宮も同様に、硬い人もいれば、柔らかい人もいます。

特に、無月経が続くと、子宮は萎縮していきます。運動をたくさんしている場合は、生理が止まることがあるので、気をつけておきたいところです。

子宮が硬いことで、なぜ生理痛が重くなるのー?というと、子宮内膜を外に出すとき、子宮がえっちらおっちら収縮することで経血として排出されます。

子宮自体が硬いと、収縮することが大変です。

硬いのに、さらに力を入れるようなもので…。力こぶを作っているのに、「もっと力入れて〜!」という感じ。

かなりスパルタ(´Д` )

どこの筋肉や内臓でもそうですが、普段は緩んでいるから、必要な時にキュッと収縮できます。

子宮が硬くて収縮するのが大変!ってなると、プロスタグランジンというホルモンをたくさん分泌するので、腹痛だけでなく、あらゆるところが痛くなります。

子宮の未発達

初潮がきたばかりで、子宮の出口が狭いことが原因で、子宮内膜をスムーズに排出できず、痛みを伴うことがあります。

この場合は、成長とともに次第に生理痛は治まってきます。

初潮がきてから、しばらく経つのに痛みが続く場合や、痛みがだんだん強くなっている場合は、他の要因も当てはまるかチェックしてみてください。

もしかしたら、生理痛が痛む原因は他にあるのかもしれません。

なぜ痛い?生理痛が痛い理由・原因【全身に関すること】

子宮自体の原因だけでなく、身体全体が生理痛の関わっていることもあります。

理由や原因は複数が重なっている場合もあります。
こちらも当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね!

血行不良、冷え

骨盤内の血流が悪いと、生理痛が重くなります。

骨盤内には大きな血管があるため、子宮自体の硬さだけでなく、その近くにある小腸や大腸、卵巣などの硬さも影響を受けます。お腹を触ってみて硬い、冷たいと感じることがあったら、血行不良の可能性が大です!

他にも、全身が常に冷えている、体温が低い場合、血が足りていない、もしくは血流が滞っているので、子宮への血液が不足し、結果として生理痛が起こりやすくなります。

入浴は湯船につかるなど、身体を冷やさないようにしてくださいね。

精神的・身体的ストレス

意外と多い、ストレス!

ストレスを感じると、ストレス対応ホルモンが分泌されます。そして、ノルアドレナリン、アドレナリンなどが分泌されると、交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。

つまり、内臓が硬くなり、柔軟性が乏しくなります。骨盤もキュッと硬くなります。

経血を出すのが大変になるので、生理痛の痛みも強く感じやすいです。

そして、ホルモンを代謝するには肝臓が働かなくてはいけません。

いっぱいホルモンが分泌されることで、肝臓は「きゃ〜こんなに代謝できません!」となり、パンパンに疲労。代謝できないホルモンは、そのまま全身を巡ります。

ストレスからの影響は大きいので、上手に対処できる自分なりの方法を見つけておきたいですね!

なぜ痛い?生理痛が痛い理由・原因【メンタルに関すること】

精神的なところ、無意識に感じている潜在意識も関係していることがあります。

身体と心は繋がっていますので、心からの影響も受けていたり…。

生理に対する嫌悪感、女性性に対する嫌悪感

過去、生理痛がとても痛くて生活に支障が出た場合、それがトラウマになっていることがあります。

「生理が怖い」と感じていると、生理が来そうになると身体がグッと緊張し、ストレス対応ホルモンも分泌されます。このような場合、器質的・構造的にはそこまで痛みがないのに、痛みを強く感じてしまいます。

「生理は怖くないんだよ。大丈夫だよ。」という経験の積み重ねにより、痛みが減ってきます。

他にも、婦人科系のお悩みであるのが、女性性に対する嫌悪感です。

女性としての自分が嫌だ、過去に女性に対してのトラウマがある、子宮なんていらないと思っているなど。
女性というアイデンティティに嫌悪感がある場合に、生理痛として痛みが生じることもあります。

ご自身の潜在意識や価値観が影響していますので、内観していく必要があるかなと思います。

なぜ痛い?生理痛が痛い理由・原因【それ以外のこと】

上記、どれにも当てはまらない。

痛みが強くて救急車を呼ぶぐらい、倒れてしまう…

そんな方で、病院を受診したことがない方は、一度受診して、検査をしていただくことをおすすめします。

婦人科系疾患

子宮内膜症や子宮筋腫などで生理痛が起こっていることがあります。

いつもより痛みが強い場合、今までとなんか違う場合は、専門家の先生に診てもらってくださいね。

その上で、身体を整えていくこと、内臓の柔軟性を保つことは、どなたでも大切になってきます。

まとめ

✅ 生理痛(月経痛)の理由・原因には大きく6つある

✅ 子宮や近くにある内臓の柔軟性が大切である

✅ ストレスや潜在意識、価値観が生理痛(月経痛)に影響することがある

✅ あまりにも痛みが強い、普段と違う場合は、病院に受診を

いかがだったでしょうか?

ぜひ、ご自身の身体を触ってみたり、内観してみたり、「からだ」「こころ」とたくさん対話していただけると嬉しいです!生理痛が痛いのには、理由や意味がある!

しっかり、身体からのメッセージを受け取ってあげてくださいね♪


楚々sosoでも、サポートができますのでお気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

元山倫子(NORIKO MOTOYAMA)
元山倫子(NORIKO MOTOYAMA)
1988年生まれ。愛知県名古屋市出身。
作業療法士として病院に約8年間勤務したのち、整体サロン「楚々soso」を開業。

解剖学や運動学をはじめ、脳科学、生化学、分子栄養学、精神心理学などの理論や、東洋医学、内臓・頭蓋骨調整、キネシオロジー、メディカルハーブ、ファスティングなどから知識を習得。感覚や感情、エネルギー、自然や宇宙にも興味をもち、学び続けている。

楚々では、”ゆるく、しなやかで、のびやかに生きるための「こころ」「からだ」「くらし」をデザインする” をコンセプトに、包括的にヒトを観ることで「その人がもっている本来の自然治癒力」を最大限活かせるようにサポートしている。

楚々の特徴とこだわり

国家資格保有

女性セラピスト

Therapist

  • 作業療法士資格あり
  • 一児の母
  • 勉強会や講習会に定期的に参加して、常に知識と技術をブラッシュアップ

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